第二回 こむら返り
第二回 こむら返り
ここで、言葉で説明することはとても難しいとわかりました。当院のホームページに体の固くなった私が、お見苦しいですが写真をアップする予定です。後日勇気のある方はご覧ください。
こむら返りの治療を説明します。まず起こってしまったら、縮んだ筋肉は伸ばすしかありません。そばに誰かがいれば膝を伸ばして、つまり下腿・膝・大腿をまっすぐにして踵を直角にまげることです。踵を直角にしないとふくらはぎは縮んだままです。

そばに人がいなければ土踏まずに反対の手を当てて踵を曲げることですが、つった膝に同じ側の手を当てて曲げておいて、反対の手を土踏まずにあてて踵を直角に曲げるという練習を普段からしておかないと、咄嗟にはできません。


こむら返りは予防することが最大の治療となります。原因は基本的に脱水と運動不足ですが、脱水の治療から説明します。水分はこまめに補給してください。朝からちびちび飲み続けてください。朝に時間のない方でも朝食抜きはお勧めできません。どうしても時間的に無理であれば牛乳とバナナの組み合わせをお願いします。これでタンパク質とカルシウム・カリウム・マグネシウムがかなり摂取できます。そして夜です。寝ている間にトイレに行きたくないという事で、寝る前何時間も前から水分を取らない方がおられます。実はこれは間違いなのです。息をしていれば吐く息に水蒸気が混じっていることや、わずかながらでも寝汗をどなたでも掻きますので一晩でコップ一杯の水分を寝ている間に失います。寝る前の「コップ一杯の水」はとても大事なものとご理解ください。脳梗塞と心筋梗塞は早朝発病が多いのです。夜間の脱水が原因です。
水はとても大事ですが、避けたい水の筆頭はお酒です。アルコールは排尿を増やしますし、アルコールが小腸から体内に吸収されるときに水分と引き換えに吸収されます(小腸に水分が出ていく)ので脱水になります。栄養不良を伴う大酒飲みでない限り便秘はしないのですが、こむら返りを起こしやすくしているだけなのです。お酒飲みのほうに癌が多く、昔から言われている「酒は百薬の長」のことわざは否定され、迷信となりました。認知症は少し減るようです。
そうは言いましてもお酒が楽しみな方は私を含めて多数おられます。大切なのは飲み方です。量を多く飲まない、濃いお酒を飲まず薄いお酒にする、飲みながら水分を摂取することです。きちんと栄養を摂り、おつまみはミネラルの多いナッツ類や黄緑色野菜がお勧めです。お酒の種類は、糖質やカロリーが少なくプリン体を含んでいない「蒸留酒」を水割りお湯割りで薄くして楽しむことをお勧めします。しかし薄いお酒だからいくら飲んでもよいという事ではありません。厚労省のお勧めは、男性で一日純アルコール20g、これはビール500一缶。女性では10gで、350缶でオーバーです。ため息が出てしまいます。

